今日はバタバタと着物に着替えて、暑い中国立劇場までお出かけ。
中村歌昇・中村種之助ご兄弟による自主公演「双蝶会」に行ってきました。この会も今年でもう3年目。早いなあ。

1.鬼一法眼三略巻 一條大蔵譚 「奥殿」

今回は奥殿のみ。檜垣も見たかったなあ・・・そしたら種ちゃんの愛らしさを存分に堪能できただろうに←

歌昇君の吉岡鬼次郎。本当にこの人はこういう拵えが似合うなあ。
動きもきっかりはっきり明解です。いずれ歌昇君の持ち役になること間違い無しです。
鬼次郎妻・お京は米吉君。女房役をやるにはまだまだ可愛らしさが勝ってしまうなあ・・・否あれだけ可愛いだけでも凄いんだけど。どうしても先月見たばかりのけんけんと比べてしまう・・・むーん。
常磐御前は壱太郎君。実は成人してからの壱太郎君のお芝居を観るのは初めてでして(爆)
声が完全に雁治郎家の人間の声ですね。お祖父様によく似てるわ・・・。
蝶紫さんの安心感たるや、半端無いです。蝶十郎さんもべりべりした悪役が似合うなあ。
そして種之助君の一條大蔵卿。
やっぱり段取りに追われる部分はありますが、それでも作り阿呆と真顔との切り替えも良く、心情もセリフの端々に現れ、とても良い大蔵卿でした。
次は是非是非「檜垣」からお願いします!

2.傾城反魂香

又平・おとくの情愛が奇跡を起こす物語。
竹本は葵太夫・長一郎さんコンビ。堪能しました。
米吉君の修理之助。この人前髪の美少年役が本当に似合います。時蔵さんみたいな雰囲気になるんだよなあ。
土佐将監は又之助さん。立派なお師匠さんです。
将監の奥方は梅乃さん。この人凄い。先代吉之丞さんみたいな雰囲気があります。私よりずーっと若いのに(爆)
蝶三郎さんの雅楽之助は、やっぱりチョボに乗り切れてない所がむむむという感じ。
歌昇君の又平。熱いです。熱血です。吉右衛門さんの教えを忠実に守り、懸命に勤めています。
そして種之助君のおとく。種之助君は女形の芝居の経験はあまりないはずなのですが(踊りは最近増えてますけど)、どうしてどうして大したもんでしたよ!

何より歌昇君も種之助君も、あの舞台の空間を持ち堪えさせる力量に吃驚。
去年の「寺子屋」の頼りなさが嘘みたいですよ!凄いなあ人間って1年でこんなに進化するんだ。彼らの努力がちゃんと結果になってて、おばちゃん本当に嬉しかったですよ。
又五郎さんの奥様にも思わず「楽しいです!」って言っちゃう位楽しかったし、良い自主公演でした。次は早く本役で見たいものです。

***

帰りに、飯田橋に立ち寄ってみました。
あんまり馴染みの無いエリアなので、山勘+GoogleMap先生を頼りにズンズンと歩いてきました。

東京大神宮です。創建明治13年というかなり新しい神社。
娘の人に学業成就と交通安全のお守りが欲しいと思い、調べてみた所こちらの神社が見つかったので、行ってみることにしたのです。
初めて来たけど、凄くこぢんまりとしてる神社なのですね。なのに参拝客は物凄く沢山いて、更に吃驚。あれか、最近ブームの御朱印集めって奴か?
(どうやら縁結びの有名スポットらしいと後で判明。道理で女性客やカップルが多いと思った・・・)
娘の人が勉強を頑張れるようにお願いをし、お守りを頂いて帰ってきました。
御利益があると良いなあ。娘の人も頑張ろうね。

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