今日は、歌舞伎座が主催している子役養成事業「寺子屋」の夏期ワークショップに、娘の人と一緒に参加してきました。
ワークショップに参加する前に、歌舞伎座隣の「you」でお昼ご飯。名物のオムライスを頂きました。
歌舞伎俳優さん達御用達のこちらのお店ですが、実は来るのは初めて。確かにここのオムライス、美味しいけど小さいかもなあ。娘の人は「大盛りにすれば良かった!」だって(笑)
***
ワークショップの内容は、寺子屋での勉強内容をざっくりと体験するというもので、礼儀作法・挨拶の仕方、簡単なお芝居のお稽古などを90分かけて受けることが出来ました。
参加者は20人近くいたかなあ・・・殆どが未就学児。娘の人は一番年長だったかも。
寺子屋の稽古自体は娘の人自身興味があるようだったのですが、年齢制限に引っかかって来年度の生徒募集に申し込めないのです。なので、せめて雰囲気だけでも味わってみようかと参加させることにしたのでした。
本人もなかなか楽しそうに受けていましたよ(一応内容は非公開とのことで、詳細な内容は割愛しています)。
***
体験レッスンの後は、歌舞伎座5階にある「歌舞伎座ギャラリー」に移動し、中の見学をすると共に、地方さんをお招きしての鳴物ミニワークショップが行われました。
「大太鼓を鳴物さんと一緒に体験してみよう」と言うコーナーでは、見事に娘の人が指名して貰えたので、鳴物さんに教えて頂きながら大太鼓の実演にチャレンジ。
これ、太鼓の正面じゃなくて横から打つので、左手が結構力負けしてしまって難しいです。
***
鳴物ワークショップ終了後は、自由見学タイム。
雨団扇。雨の効果音を出す為の物です。
赤貝の貝殻。擦り合わせて、蛙の鳴き声の効果音に使います。
オルゴール。「連獅子」「鏡獅子」なんかで、効果音として使われます。
「ほにほろ」と呼ばれる、子役用の馬。
歌舞伎では遠くにいる人の様子を子供を使って表現することがあり(「遠見」と呼ばれます)、その子役が中に入って使うものです。
「仮名手本忠臣蔵 五段目」辺りに出てくる、猪。人が被って演じるのですが、前が全然見えないらしいです。
獅子物の演目でお馴染み、蝶々の差金。結構軽いです。
乗り物関係としては、まず駕籠とか。
船とか。
竹本の台に座って、太棹の三味線を抱えてみたり(ここで「バチの持ち方が違う!」と母から厳しい指導が飛んだりして/苦笑)
「菅原伝授手習鑑 寺子屋の段」で、管秀才の真似。
(「寺子屋」の舞台装置が再現されているコーナーがあったのです。)
知らざぁ言って聞かせやしょう。
ミニ花道のなんちゃって七三で、小道具をポーズを取ってみることも出来ます。
この傘は「青砥縞花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場」で弁天小僧や日本駄右衛門が持っている傘です。
勿論「さてその次は江ノ島の 岩本院の稚児上がり」なんて台詞が娘の人の口から出てくる訳もなく(爆)
酷い藤の精だな!(苦笑)
後は、黒御簾で使われている鳴物の楽器に触ることも出来ます。これは大太鼓。
小さな黒御簾の中で、色々な楽器を触ることも出来ます。
舞台で使われている馬に乗ることも出来ます。
歌舞伎座ギャラリー、結構盛りだくさんで楽しかったですよ。ご観劇をする際は、記念に是非是非。隣接されている屋上庭園も綺麗です。
***
最後、「歌舞伎のことは友達に内緒にしてるんだけど、どうしてもこれが欲しいの!」と懇願されて買わされたブツがこちら。
娘の人のご贔屓役者・中村米吉君のストラップ。どんだけ米子のこと好きなんですか貴女(笑)
Comment feed