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2005年02月02日
暫く暫く:歌舞伎十八番のススメ

随分昔に描いた、二代目尾上松緑さんの「暫(しばらく)」の似顔絵。
松緑さんの格好良さが、全然伝わらないのが悲しい。
「暫」は、超有名狂言「勧進帳」と同じ、「歌舞伎十八番」の一つに数えられている演目です。
が。
「勧進帳」と同じ感覚では見ない方が良いかも・・・。
もとい、「勧進帳」だけが例外かな、と一寸思っています。
何故なら、「歌舞伎十八番」はそもそも7世市川團十郎が制定した市川家の演目ですが、
そのあらすじは、どれもよく言えば荒唐無稽、ハッキリ言えばハチャメチャ。
天井に仕掛けた磁石でお姫様の髪の毛が逆立つとか(「毛抜」)
龍神を滝壺に閉じこめた為、地上に一滴も雨が降らないとか(「鳴神」)
「暫く暫く暫ーく」の一声で、悪人共がビビリまくるとか(「暫」)
矛盾の山、ツッコミの嵐なのです。
その中で、骨太の男同士のドラマを重厚に見せる「勧進帳」は、一寸異色かも。
でも、なんだかんだ言っても「歌舞伎十八番」の演目に流れる、
駘蕩とした大らかな雰囲気が大好きだったりします。
その雰囲気を一番味合わせてくれるのは、やっぱり現代の市川宗家、十二代目市川團十郎さんなんですけどね。
(今をときめく市川海老蔵君のお父様。)
ああ、成田屋の「勧進帳」の弁慶が見たいよーう(現実逃避・・・ふっ)
投稿者 umeko_uguisu : 2005年02月02日 00:54
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