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2006年03月06日

実録出産ドキュメント

一応「私の体験」と言うことですが、「出産ってこんな感じですー」てなことがどなたかの参考になれば。
時間はそんなに掛からなかったけど、痛いものは痛いです。出産って。

以下、私の出産ドキュメントです。痛みに弱い方は読まないように(笑)

***

二日連続でボディパンプ60分クラスを堪能し、いつでも出産オゲー!な状態で迎えた予定日当日。ばっちこーい!(違うって)

朝起きたら下腹部に微妙な痛みが。今や懐かし生理痛、みたいな感じ。でもかなり弱い。

「もしかして、これが前駆陣痛という奴か?」

と思いつつトイレに行けば、見慣れない透明なおりもの。でも透明だから「おしるし」ではないだろう。

「ちょっとお腹痛いかもー」
と夫の人を驚かせつつ、休日出勤の夫の人を見送ってから、昼まで爆睡。
「前駆陣痛来ても、直ぐに出産になるとは限らない」
とネットで散々情報をかき集めていたので、慌てても仕様がないと思っていたんですね。

で、漸く起き出してからお昼を買おうと思ってお出かけしたんですが、
(後々よく考えたら前駆陣痛来ている人がほいほい外出したりしないと思う・・・)
やっぱり下っ腹が痛い。歩けなくはないけど、無理が利かない感じがする。生理二日目のような重ーい感じ、と言いますか・・・。

(こりゃ今日はあんまり出歩けないな)

と思って、取り敢えずお昼ご飯のモスバーガーとパン屋さんでクッキーetcだけ買って帰宅。
重い感じは相変わらず。腹も思い出したように痛む。
夕方過ぎた辺りから、生理痛並に痛くなってくる。
前駆陣痛も痛いことは痛いのね・・・orz
8時過ぎた辺りから、試しに間隔を記録し始めてみたら、7時半の時点で5分間隔に。
嘘やろー!
そうこうするうちに夫の人から帰るコール。どうやら飲みに行きたかったらしいんですが、
「お腹痛いんだよねー」
と私が告げると真っ直ぐ帰ってきてくれることに。ついでにご飯も買ってきて貰う。昨日カレー煮ておいて良かった。

夫の人の帰りを待つ間も、相変わらず腹は痛い。やっぱり5分おきに30秒~1分位痛む。
今更、「陣痛=子宮収縮の痛み」であることを思い知らされる。
お産って、赤ちゃんが狭い所から出てくるから痛いんじゃなかったのね。
夫の人が帰ってきてから、G大学食堂名物焼きカレーを作ってくれた。
美味しいんだけど、痛みが来ると手が止まる。
「そんなに痛いの?」と流石に夫の人も心配そう。
でもこの時点でも「前駆陣痛だから」と信じておりました(笑)

すると、よりによってこんな時に実家の母から電話が掛かってきた。
お腹が痛い事を話すと、「取り敢えず病院に行ってみたら?」とのアドバイス。
そこで、前駆陣痛で家に帰される可能性も承知の上で、病院に行ってみることに。
8時半頃電話して状態を説明すると、「入院の準備をしてきて下さい」
えーっ!?いきなりですか!?
看護士さんの話に寄れば、「診察してみないと何とも言えないから」。ごもっとも。
そこで、1時間様子見て、やっぱり腹が痛かったので再び病院に電話。送迎の車をお願いする。
(私の掛かった病院は、無料送迎の車をお願い出来るのです)
病院に到着したのが10時頃。救急用の入り口から入る。
この時点で、下っ腹だけに感じていた痛みが、腰全体に広がっていた。

処置室に通されると、クールな感じの若い看護士さんが登場。
結局私は彼女に最後までお世話になることになるんですが・・・。

内診して貰った所、
「子宮口が肛門の方を向いている。まだ開いていない」
とのこと。でも痛いんですが(苦笑)
そこで腹に機械を取り付けてお腹の張りの様子を見ることに。この時腹が張っている自覚、全く無し。
腹の痛みは相変わらず5分間隔位でやってくる。
夫の人とこれからの予定について話していると、再び看護士さん登場。

「お腹は1分間隔で張っています。痛みとの間隔が一致してないみたいですね」

えーっ!?・・・じゃあ私はやっぱり「お腹の張り」ってものが何なのか解っていなかったのね(爆)

「これからお産が進むかも知れない」ということで、
取り敢えず今晩は病院に泊まり、何かあったら連絡すると言うことで夫の人はひとまず帰宅。
病室に通されて取り敢えずベッドに横になったけど、どんどん痛みが増してくる。とてもじゃないけど寝られない。
終いには1分間隔位で痛みがやってくるようになったので、堪らずナースコール。時計を見れば0時半回っていた。
すると今度は陣痛室(と言っても、普通の病室と余り変わらない)に移動。分娩着に着替え、ここで暫く思う存分唸ることに。
もうですね、何とも言えない痛みなんですよ。腹の中から何かが肛門から飛び出てきそうな感じ。
「赤ちゃんが苦しくならないように」ひたすら深呼吸。鼻から吸って、鼻から吐く。太極拳やっておいて良かった(笑)
あーうー唸りながら時計を見ると、1時半。

(ここまで来たら間違いなくこのまま生まれるだろう)

と思ったので、再びナースコールをし、夫の人に連絡して貰うように頼む。
再び内診してもらうと、子宮口が大分開いているとのことで、お腹の痛みが収まっている間を狙って分娩室に移動。

看護士さんに破膜してもらい、ここからいきむことに。おお、段階が進んだぞ。
ここでのいきみ方は、

痛みが来たら2回深呼吸 → 3回目に息を吸ったら、息を止める → 同時に、思いっきり踏ん張る

と言った手順。兎に角「早く出てこーい!!」の一念で、ひたすらいきむ。
いきむことで陣痛の痛みがちょっとは紛れるような気がしたので、兎に角いきむ。痛いことは滅茶苦茶痛いんだけど。
「とっても上手ですよー。赤ちゃんの髪の毛見えてきました」と、看護士さん。
しかし褒められても喜んでいる余裕がない!兎に角いきむ。

暫くすると、分娩室がちょっと慌ただしくなってきた。今まで看護士さん1人だけで面倒見てくれたのに、看護士さんが更に2人増えた。どうやら助産師さんらしい。
夫の人も病院に到着したようで、廊下でひたすら待ちぼうけ(うちは立ち会い出産やりませんでした)

「先生呼んで下さいー」

・・・医者は最後だけ登場なのか!?
そんなことを考えながらいきんでいると、先生登場。1回診察して貰った事のある女医さんだった。
親切な先生だったので、ちょっと安心。
なんて思っているうちに状況が一変。
頭が大分出てきたらしく、股間の辺りに割れんばかりの激痛。今までの陣痛なぞ比べものにならない。
余りの痛みに体を捩ってしまうと、助産婦さんに怒られた。

「腰真っ直ぐにしてないと駄目!」

だって痛いんだよ!!(逆ギレ)
この辺りで浣腸とか会陰切開とかやられた(と思う)けど、もうどーでも良い感じ。早く出てくるんだったら何でもやってくれ。

激痛に悶絶していると、突然赤ん坊の泣き声。と同時に激痛が嘘みたいに消滅。

「おめでとうございまーす!」

かくして3600gの立派な女の子が生まれてきた訳です。この時2時52分。
素直に「ありがとうございました」と先生達にお礼を言ってしまいました。
産婦人科って大変な所だ。

***

この後、胎盤を排出してから会陰の切った所を処置して、分娩台で2時間休みます。
この時に、1時間位赤ちゃんを抱っこさせて貰えました。夫の人も分娩室に登場。
サイズが大きく生まれた分、髪の毛もフサフサで顔つきもしっかりしていた我が娘。どうみても夫の人似(笑)

出産の感想ですが、感動とか涙とかは無かったけど、
「遂に生まれてきたんだ」
と言う、感慨みたいなものはありました。
これから育てて行かなくちゃいけないんだ、と言う気負いみたいなものもあったかなあ。

投稿者 umeko_uguisu : 2006年03月06日 19:19

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