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2005年02月12日

着付けと長襦袢

長襦袢、凝り出すと楽しくて大好きなのです・・・。
見えない所に凝るお洒落、というのに近いですね。
袖の振りからちょっとは見えるけど、それがまた楽しいのです。

juban01.jpg

これはお気に入りのモスリンの襦袢。今の時期には大活躍なのです。
因みに色が暗いものは、男物です。
男物は構造上、衣紋が抜けにくくなっておりますので、
無理矢理繰り越し分をざくざく縫い止めました。
(実は夫の人の・・・どうせ着ないし、まあいいか)

長襦袢てなあ、そもそも「着物が汚れないようにするための下着」なわけなんです。
「衣紋が抜けない」とか「襟元が崩れる」とか、
原因は大抵長襦袢の着方にあったりします。
裏を返せば、長襦袢さえびしっと着られれば、案外着物は楽に綺麗に着られたりするもんなのです。
(帯はまたちょっと別の話ということで・・・)
で、長襦袢の着付けの話~。

まず次の二つの絵を見て頂きます。
juban02.jpg  juban03.jpg

この二つの絵の違いは何でしょう?
左の方は、襟が立っていて、右の方は襟が寝ていますね。
襟が立っていると、どうしても襟が首全体に巻き付く形になってしまうので、
息苦しい印象を与えてしまうし、実際着ていて息苦しいのです。
しかも衣紋が抜けにくいと来ています。
右の方は、襟が寝ています。(肩に沿っていると言った方が分かり易いかも)
襟を寝かせるには、ある程度衣紋を抜かないと寝てくれません。
襟が寝ると、体の正面側には襟がぴたっとくっつく形になるのですが、
耳の下辺りから襟が首から離れてくれるのです。
首に巻き付かない分、苦しくないのですね。
かくいう私も、そんなに衣紋を抜くのは好きではないので、
気持ち程度にしか抜いて着ないのですが、
このことを踏まえて着ると、大分襟元がすっきりします。

因みに、我流で申し訳ないのですが、長襦袢を着る時のポイント~。

1.長襦袢を着たら、伊達締めを締める前に、シワというシワを全部下に引き下ろす。

これは、襟元や衣紋の抜き具合の修正も兼ねてやります。
まず背縫いを持って下にびゅっと引き下ろし、
次に脇縫いを持って前にびゅっと引き下ろすと、いい具合。
これやるだけで、上半身がぐずぐずになる度合いが、格段に変わります。正気で。

2.現代の小物に頼ってみる。

実は私、長襦袢着る時は、コーリンベルト使ってます。
びしっと止まって崩れにくくて非常に宜しいのです。(そ、それだけ?)

本当は、着物や帯の柄に合わせて長襦袢の柄も選べたりすると楽しいんでしょうけどね・・・。
まだまだそこまでは行き着いていないのです。大変だし。

投稿者 umeko_uguisu : 2005年02月12日 23:20

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