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2005年10月05日

成田屋通信

今をときめく市川家の御曹司・海老蔵君はすっかりお茶の間にも定着しているようですが、
正直言いますと私はお父さんである市川團十郎さんの方が遙かに好きだったりします。
大好きな役者さんの一人であります。

口跡は悪いし、凄く不器用な役者さんなんだけど、
そんな悪い所を吹き飛ばすような大らかな雰囲気とオーラと色気を持っていらっしゃるのです。
江戸歌舞伎の「大らかさ」を体現しているとでも言いましょうか・・・。
(その点海老蔵君はちょいと神経質さが勝つかな・・・先代團十郎ファンには堪らないんでしょうが・・・顔似てるし)
舞台にしゅっと立った姿はそりゃあ男前です。

その團十郎さん、既にメディアで公表されているとおり、
白血病再発の疑いによって入院・闘病生活を送られております。

成田屋の公式webサイトに「成田屋通信」と言うコーナーがありまして、
役者本人からのお知らせなんかがアップされたりしているのですが、
ここ最近ではすっかり團十郎さんの入院日記と化しております。
しかも「日記」と言うより「随筆」と言った趣が強いというか(笑)
成田屋さんの文章は読みやすいですな。
その内容はと言いますと、入院生活がかなりリアルに伝えられております。
「患者」としての團十郎さんの視線や感情がひしひしと伝わってきて、
やはり一筋縄ではいかないものなのだと思わずにいられません。
それでもどこかおおらかな雰囲気がある團十郎さんの文章を読んでいると、
「また直ぐに舞台が見られるだろう」
等と呑気に考えてしまったりして(笑)

本当にきちんと良くなって頂きたいです。
早く成田屋の「勧進帳」がみたいなあ・・・。
富樫は播磨屋(中村吉右衛門さん)、義経は音羽屋(尾上菊五郎さん)だったりなんかしたら、
私劇場に通いますぜ!(笑)嗚呼夢舞台。
誰が何と言おうと成田屋の「勧進帳」の弁慶は天下一品です!間違いないっ。

投稿者 umeko_uguisu : 2005年10月05日 23:41

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