今日は娘の人と一緒に国立劇場へ。
第88回歌舞伎鑑賞教室「義経千本桜」を見てきました!
「義経千本桜」はとても長いお話で、今回は「渡海屋」「大物浦」の場のみの上演。この場面での主人公は平家の武将・平知盛で、演じるのは尾上菊之助さん。えーっ。←
(「義経千本桜」という芝居は、実は義経が主役じゃなく、義経を取り巻く様々な人達が主人公の物語なのです)

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元々菊之助さんは二枚目や女形を中心に活躍されている役者さん。
知盛のような骨太のお役は全くニンじゃないのですよ(今風に言えば、「キャラじゃない」と言う感じでしょうか)。本来「大物浦」に出るんだったら、義経か典待の局をやるような方なんです。
しかも監修を受け持ったのが、菊之助さんの岳父・二代目中村吉右衛門さん(知盛をやらせたら間違いなく当代一)。これだけでも、役者さん達の本気度が伝わってきます。

実は今回のチケットは、仲良くして頂いてる役者さんにたまたま手配して頂いたんです。
そしたら今回の公演チケットは、何と即日完売。鑑賞教室としては異例中の異例です。菊之助さん自身の人気の高さと、今回菊之助さんが知盛に挑戦するという事に対する関心の高さが伺われます。
(通常公演よりチケット代が安いと言うこともあったのでしょうが・・・)

***

さて、私も娘の人も着物を着てお出かけ。

最初に「歌舞伎の見方」と言う解説コーナーがあるのですが、今回は中村萬太郎君が担当。内容が20年前と全然変わっとらん・・・これってどうなのよ。

***

そして肝心のお芝居。

揚げ幕から出てきた菊之助さんの銀平は、惚れ惚れするような男っぷりでした。銀平としてはどうしても線の細さが勝ってしまいますが、初日の写真と見比べると段々板に付いてきた感じ。何と言っても口跡の良さが存分に発揮されています。
知盛の姿に戻ってからは、三悪道の下りとか圧巻でした。入水の場面ではあまりの迫力に思わず拍手出来なかったな・・・。
ニンじゃないのにこれだけのクオリティを叩き出せるというのは、やっぱり尾上菊之助って尋常じゃない才能の持ち主だと痛感。勿論本人も相当努力なさったんでしょうけど、それにしてもそれにしても。

典待の局は中村梅枝君。何というか、非常に巧いし綺麗な女形さんです。まだ若いのになあ・・・。
個人的にはお柳よりも典待の局の方が良かったなあ。

弁慶は團蔵さんだったのですが、初日に怪我をされて休演。代役は何と尾上菊市郎さん。ええええええええ←
こないだ赤っ面やってたと思ったら今度は弁慶ですか!マジかよおい!ここにもニンじゃない役をやってる人がいたよ!←暴言
そんな訳で実は今回一番心配だった配役だったのですが、蓋を開けてみたら弁慶の拵えが案外サマになってて一安心でした。押し出しはないんだけど、上背があるので結構舞台映えがするんですね。

そんな感じで、前から6列目というすんばらしいお席ですんばらしいお芝居を堪能してきたのでした。Kさん有り難うございました!

娘の人は後半ちょっと眠くなっちゃったみたいだけど、それでも楽しく見てくれていたようでした。やっぱり相模五郎と入江丹蔵の「魚づくし」の掛け合いは面白かったようで、爆笑しておりました。

次は来月歌舞伎座で納涼歌舞伎を観に行く予定です。勘九郎君と巳之助君の「棒しばり」が猛烈に楽しみなのです。(´∀`*)ウフフ

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