日曜日、ジムで楽しくレッスンを受けて帰ってきた所に飛び込んできた、まさかの訃報。

10代目坂東三津五郎さんが亡くなりました。

なんてことだ!團十郎さん、勘三郎さんに続いて三津五郎さんまで亡くなるなんて!これからの歌舞伎の一番の軸となる看板役者が3人もいなくなるなんて、本当にどうなっちゃうのよ歌舞伎界。

私が初めて観た歌舞伎の生の舞台は、今でも忘れはしない国立劇場での歌舞伎鑑賞教室。
当時、坂東八十助を名乗っていらした三津五郎さんが弁天小僧菊之助をお勤めになった「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」でした。
これを観てなければ私が歌舞伎にド填りすることも、中村歌昇さん(現・又五郎さん)に一目惚れすることもなかったのです。全てのきっかけになった舞台でした。
そして当然、八十助さんの事も大好きになりまして・・・。

芝居も上手く、時代物も世話物も達者、口跡も抜群、そして何と言っても踊りが素晴らしい。
同世代の中村勘三郎さんとは良く比較された関係でしたが、何とも言えない抜群のコンビでした。

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家にまだ大事に取ってあった、新春浅草歌舞伎の筋書きと演劇界。気づけば、この頃の三津五郎さんの年齢を追い越してしまいました。
本当に良い役者さんで、これから歌舞伎役者として脂ののった一番良い時期を迎える時だったというのに・・・まだまだやりたいことも沢山おありだっただろうに・・・本当に本当に残念でなりません。

そんな三津五郎さんの訃報に際し、もういてもたっても居られず、有休をもぎ取って一路歌舞伎座へ。

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一幕見席で「吉例寿曽我」と、「毛谷村」を観てきました。
「吉例寿曽我」には三津五郎さんの長男・巳之助君が出演しておりまして、何かもう巳之助君の舞台を観ずにはいられなかったのです。
巳之助君は小林朝比奈を勤めていらっしゃいましたが、いつもどおりの良い舞台姿と、良く通る声で一安心。「大和屋!」のかけ声も沢山かかっていました。
最後は、中村歌昇君演じる曽我五郎を朝比奈が抑える形で幕切れ。
歌昇君と巳之助君は同い年でもあり、道に迷って高校を中退してしまった巳之助君を歌昇君がずっと心配してメールや電話を送り続けていたという間柄。二人とも今どんな気持ちなんだろうとか考えたら、何か思わずうるっと来てしまいました。

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幕間で食べた、児雷也の天むす弁当。悲しくても辛くてもお腹は空く。

そして何とも言えない気持ちのまま、菊五郎さん初役という「毛谷村」も観劇。菊五郎さん、お園しかやったことなかったそうで、吃驚。でも全く違和感のない六助だったなあ・・・。
でもこれ観ておいて良かった。序幕だけ観て、どよんとした気持ちで帰れなかったよ・・・。

今回出演されていたある役者さんにメールで挨拶しておいた所、頂いたお返事に「裏の細かい所にまで目が届く、偉大な方だった」と三津五郎さんの事を書かれていまして、「毛谷村」始まる前に私の涙腺は決壊寸前。どうしてくれる。

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地下の木挽町広場に飾られていた、紅白梅と雛飾り。春ですね。

どうかこれから、若手役者さん達が奮起する姿を天国から見守っていて頂きたいです、三津五郎さん。

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