今日は久々に歌舞伎座へ。
「團菊祭5月大歌舞伎」を昼夜ぶっ通しで見に来ましたよ!大丈夫か俺!
今月はじゅふたんの7代目尾上丑之助襲名披露公演でもあるのです。頑張れじゅふたん。
祝幕は宮崎駿氏に寄るもの。ナウシカ歌舞伎のご縁と言うことでしょうか。
こっちは原画。
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最初は昼の部。
1.寿曽我対面
松緑君の工藤、梅枝・萬太郎兄弟の十郎・五郎。朝比奈は歌昇君。
八幡三郎役の鷹之資君、とにかく所作が綺麗。歩くだけで綺麗ってなんなん。
2.歌舞伎十八番の内 勧進帳
海老蔵の弁慶、松緑の富樫、菊之助の義経。花形世代の三幅対・・・の筈なんですが。
長い。とにかく長い。台詞ねちこく引っ張りすぎ。あれじゃ地方さん大変だろ・・・。
えびぞさん、華と存在感は本当に抜群なんだけど、何なんだろうかこの消化不良感。
せめて弁慶と富樫の配役を逆にして再演してもらえませんかマジで。
アラシ君だって弁慶やらなきゃならない役者なんだし・・・。
菊之助君の義経は一級品。菊五郎さんよりも梅幸さん寄りの芸風って感じがするなあ。
3.神明恵和合取組
なんてことない、鳶と相撲の喧嘩話。
江戸の風情や文化が色々見られるのも楽しい演目。
菊五郎さんの辰五郎は相変わらず格好良い。粋でいなせ。
四ツ車が夏雄さんだったら言うことなしなのに・・・(´;ω;`)ブワッ
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続いて夜の部。
1.鶴寿千歳
昭和天皇即位を祝って作られたという箏曲の舞踊。令和元年が始まった今月にふさわしい舞踊です。
梅枝君の宮中の男が良かった・・・私梅枝君の立役好きかもしれません・・・。この人も踊り上手いよなあ。
2.絵本牛若丸
じゅふたんの牛若丸が勇ましく戦う様を、二人の祖父(どっちも人間国宝)がデレデレしつつ見守るという演目です(待て
一人菊之助さんだけが必死の形相でじゅふたんを見守っているのもさもありなん、という感じ。お父さん心配だよね。
3.京鹿子娘道成寺
言わずと知れた長唄の大曲。
前の幕で弁慶をやっていた菊之助さんが白拍子花子。
道成寺は最後に見たのが3代目雀右衛門さんなので、20年ぶりくらいに見たけどやっぱり良い曲だし素晴らしい舞踊です。菊之助君の花子は可憐で可愛くて色っぽくて怪しくて良かった!
やっぱりこの人は女形の人だよな・・・。
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ラストの「曽我綉俠御所染」はパスして歌舞伎座離脱。
(だって誰がやってもこの芝居嫌いなんだもん・・・)
久々にがっつり芝居の世界に浸ってきました。楽しかった!
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