クリスマスの本日は風邪っぴきで頭が重い己を奮い立たせ、娘の人と歌舞伎座へお出かけ。新作歌舞伎「あらしのよるに」を観てきました!

「あらしのよるに」は、最早説明不要な大人気絵本。映画化・アニメ化・ドラマCDと様々なメディア展開がなされ、遂に歌舞伎化されたものです。
そもそもEテレで絵本の朗読・映画でのがぶ役を勤めた中村獅童さんが「是非歌舞伎化したい」と熱望されていた作品でもあります。
最初歌舞伎化の話を聞いた時には「マジ?無茶じゃね?」と思っていたのですが、昨年京都・南座での初演が非常に評判が良かったので、「どんな感じなんだろう。東京でもやってくれないかなあ・・・」と思っていた作品だけにとても楽しみにしていたのですよー!

配役は、狼・がぶが獅童さん、山羊・めいが松也さんと、初演と同じコンビ。
片耳の狼・ぎろが市川中車さん(=香川照之さん)、狼・ばりいが市川猿弥さんと若干配役が異なっていますが、基本的にはほぼ初演と同じメンバーでした。

念のため筋書きも購入。
ストーリーは大筋としては原作通りですが、歌舞伎向けに変更を加えてあります。
(ぎろが完全な悪役で、がぶとめいの親の敵だったりするとか)
超人気絵本の舞台化と言う事もあってか、あんなに客席の子供率が高い歌舞伎座は初めて観ましたよ(笑)
そして舞台の感想はこんな感じ↓

すげーよ!ちゃんと歌舞伎だったよ獅童ちゃん!
登場人物が全部動物だけど、竹本や下座音楽の生演奏をふんだんに使い、見得や立ち回りなどの要所要所では歌舞伎の型がこれでもかと使われ、ミュージカルでもコスプレ舞台でもなく完全に「歌舞伎」でした。客席の中を歩き回ったりしてサービスも満点。
ラストシーンががぶの六方で終わるというのも凄く良かったな。兎に角獅童ちゃんの歌舞伎に対する拘りとリスペクトがこれでもかと詰めこまれた舞台だったと思います。こりゃ評判になるわ。
兎に角義太夫の使われ方が滅茶苦茶効果的でした。あれは良いです。やっぱ義太夫凄い。

そしてがぶとめいの二人が可愛らしすぎる!
がぶは獅童さんの持ち役だし、松也さんのめいも可愛らしすぎ。
気の良い狼・がぶと、がぶの孤独な心を優しく包むめいとの関係性に思わず涙腺が。・゚・(ノД`)・゚・。
梅枝君のみい姫は古典のお姫様の魅力を存分に発揮し、権十郎さんの狼・がいはそこにいるだけで歌舞伎の雰囲気が漂います。中車さんのぎろの存在感は流石の一言。猿弥ちゃんもあーいうベリベリした感じの下っ端敵役が本当に上手い。
娘の人は途中でちょっとだれてしまいましたが、それでも面白く観てくれたようです。
丁度クリスマスということもあり、竹本の方がジングルベルを演奏されたりしてました。

今度再演される機会があったら、絶対観た方が良いです。「歌舞伎」と言う演劇形態の懐の深さと可能性に唸ること間違い無しです。
是非観て下さい。観なさい。観るんだ。

銀座三越にはクリスマスらしいデコレーションがされていました。

折角銀座に来たし、終演時間も早かったのでお茶してから帰ることにしました。みゆき館なんて来るの何年振りだろ・・・(遠い目
娘の人は普段来慣れてないシャレオツカフェに連れてこられ、全くもって落ち着かない様子(笑)

二人ともケーキセットを頼むことにしました。娘の人はミルフィーユをチョイス。

私は「みゆき館っつったらスコーンだよな!」と鼻息粗くしておったのですが、残念ながら品切れ。・゚・(ノД`)・゚・。
やむを得ず本日のシフォンケーキ(メープルシロップ味)にした所、これ超美味しかったの(笑)
娘の人にも羨ましがられ「そっちにすればよかった・・・(´・ω・`)」とか言われるし。

勿論コーヒーも飲みますよ。娘の人はアイスティーにしました。

娘の人は当初木挽町広場でソフトクリームを食べたかったらしく、カフェでお茶するのはあまり乗り気では無い様子だったのです。ところがケーキを食べ始めた途端、

「・・・来て良かった・・・!」(苦笑)

この後無印良品やLOFTに立ち寄って細々買い物をして、歌舞伎&銀座ぶらりの旅は終わったのでした。次は来月の演舞場ですよー!ヽ(*´∀`)ノ

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