» 歌舞伎のブログ記事

「海賊王に俺はなる!」
と言う訳で(どういう訳だ)、やっと行ってきましたワンピース歌舞伎!
10月から行きたくて行きたくて仕方なかったのですが、全くもってチケットが取れず、学校の振り替え休日を狙って漸くチケットを取ることが出来たのです。恐るべし猿之助人気。
(元々猿之助さんはとても人気のある役者さんで、通常の歌舞伎の公演でも一番チケットを取るのが困難な役者さんです・・・。)

そんな訳で、「楽しみだね!」と張り切っている娘の人と二人で新橋演舞場に出撃してきました。

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どーん。

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じゃーん。

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開演前の舞台にはルフィの像が飾ってありました。

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定色幕もワンピース仕様。滅茶苦茶格好良い。

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受注生産の、限定フィギュア。結構お高いので、記念撮影だけ。

***

そして肝心の内容なんですが、これがもう散々評判は聞いていたのですが、予想通り面白かったです。
漫画と歌舞伎の世界観がこうも上手く融合する物なのか!と、猿之助さんの手腕に驚き。
キャラクターの実年齢よりも遙かに年上である役者さん達が、実に生き生きとキラキラと役と同化しているのが、歌舞伎俳優の底力を見たというか。
外部から参加された役者さん達も沢山いらっしゃったので、アクションのクオリティも半端無い。
ルフィとハンコックの早替わり、大量の本水を使った圧巻の立ち回り、スーパー歌舞伎お馴染みの宙乗りと、兎に角物凄いエンターテインメントでした。
今回の作品で最大の功労者は、ゾロ、ボン・クレー、スクアードの3役を演じきった巳之助君でしょう。ボンちゃん大人気でしたよマジで。みっくん本当に良い役者になったなあ・・・。
隼人君のサンジとイナズマの格好良さもチートすぎたけど(笑)

まあ「これは歌舞伎じゃない」って意見もあるでしょうけどね。
正直「だってスーパー歌舞伎だし」としか言い様がないんですが(苦笑)
あれ位かぶいちゃって全然有りだと思うんですけどね。様式美を残しつつ、歌舞伎の手法も取り入れつつ、新しい手法や技術もバンバン取り入れるって本来の歌舞伎の姿じゃないの?とも思うし。
私にとっては十分に「歌舞伎」でした、ワンピース歌舞伎。

4時間強の長丁場でしたが、娘の人も大満足な公演でした。観て本当に良かった!
次は新春浅草歌舞伎です。こっちも楽しみ。(´∀`*)ウフフ

今日は娘の人と二人で歌舞伎座へ!「秀山祭九月大歌舞伎」の昼の部を観てきたのでした。
私のご贔屓役者・中村又五郎さんと、娘の人のご贔屓役者・中村米吉君が出てるからなんですけどね(笑)

今回の昼の部は、義太夫狂言が2本、舞踊が1本。
これは娘の人にはちょっと厳しいなあと思い、序幕の「双蝶々曲輪日記」はパスしちゃいました。芝雀先生ごめんなさい・・・(´・ω・`)
でもその間にお昼ご飯食べに行ったり、お土産見たり、舞台写真買ったりして、結構有意義に過ごせた気がしなくもない(苦笑)

2.「紅葉狩」

紅葉が見事に美しい信濃国戸隠山へ紅葉狩に来た平維茂は、ひと足先に宴を催している更科姫の一行に誘われるのですが、実は姫の正体は戸隠山に住む鬼女でした、と言う舞踊劇。
更科姫は染五郎さん、維茂は松緑君。維茂の拵えは髭に狩衣という左団次型。
染さんのまともな女形(まともじゃないけど)を見るのは初めてかもしれん・・・。鬼の本性を現してから引っ込む時って、昔他の役者さんで見た時は、皆さんもっと大股でどしどし歩いてたと思うんだけど、普通に引っ込んでたなあ。あれって当世なの?染さんだけ?
山神は金太郎君。一生懸命ですね。頑張れ頑張れ。
娘の人は、腰元・野菊役の米吉君と、金太郎君の舞台姿を楽しそうに見ていました。

3.「競伊勢物語」

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「伊勢物語」を題材にしたお話。惟喬親王と惟仁親王の天皇の跡目争いが基本ベースのお話で、今回はその一部分の話。
紀有常は井筒姫と在原業平の身替わりとして、娘の信夫とその夫・豆四郎の首を打つという、忠義故に我が子を手にかけるという何ともまあ悲惨な話です。播磨屋さん、最近子殺しの話ばかりやってませんか・・・(苦笑)
有常役の吉右衛門さんと、信夫の養母・小由役の東蔵さんの熱演が本当に素晴らしかった!
そして信夫役の菊之助さんと豆四郎役の染五郎さんは、絵に描いたような美男美女カップル。7月の知盛も素晴らしかったけど、やっぱり菊坊ちゃんは女形が抜群に良いな!
来月は玉三郎さんの「阿古屋」で秩父庄司重忠を演じられるとのこと。これはもうアレですか、玉さんは菊坊ちゃんに「阿古屋」を継承させるおつもりですか(←妄想爆発

***

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帰りに、歌舞伎座の斜め前にある群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」に立ち寄りました。
ちょうどぐんまちゃんがいたので記念撮影。
歌舞伎座詣ではこれで暫くお休み。次の観劇予定は11月の国立劇場と、新橋演舞場ですよ!楽しみ楽しみ。(´∀`*)ウフフ

今日は有休貰って国立劇場へ!
私が最も敬愛する歌舞伎俳優・三代目中村又五郎さんのご子息・中村歌昇君と中村種太郎君兄弟による勉強会「双蝶会」を観に行ってきました。

平日の昼間だというのに、客席はほぼいっぱい。彼らに対する注目度の高さが伺えます。入り口には、又五郎さんの奥様の近くに着物姿の綺麗で素敵な若い女性が。多分歌昇君の奥様なんだろうなあ(奥様は箏曲家なので、やっぱり雰囲気が違います)。
今回の勉強会、全体の監修は吉右衛門さん。本人達だけじゃなく、周りの本気度も伝わってくるようです。

1.「彦山権現誓助太刀 毛谷村」

まずは、歌昇君の「毛谷村」から。竹本は葵太夫が全部語るとのこと!すげー!
歌昇君、前半の世話の部分は悪くなかったけど、やっぱり時代になると台詞が厳しいな・・・。
でも性根の良い六助を懸命に清々しく演じられていました。ふくらはぎの筋肉が凄かったなあ。
お園は芝雀先生。芝雀先生のお園は初めて。女武道だけど、可愛いなあ。
今回のお園のクドキはカラミ無しだったのですが、カラミ有りのと違ってお園の嘆きが際立ちます。こっちの方が好きかも。カラミがある方が派手ですけどね・・・。
六助とか「引窓」の十字兵衛とか「寺子屋」の源蔵とかはいずれこの人の物になっていくと思うので、頑張って欲しいなあ。やっぱり義太夫のお稽古かなあ。

2.「船弁慶」

実は一番楽しみにしていた、種之助君の「船弁慶」!
船弁慶はお父様である又五郎さんが、歌昇襲名の時も、又五郎襲名の時も踊られた、とても大切な演目です。
又五郎さんは、当代きっての踊りの名手。そして種之助君も、踊りの腕は若手役者の中ではトップクラス。それだけに、お父様にどれだけ迫れるか、非常に楽しみだったのです。
こちらも長唄は鳥羽屋里長さん、三味線は栄津三郎さんと非常に豪華メンバー。
前ジテの静御前、可愛かった!義経あんな可愛い娘を都に送り返しちゃいかん。
圧巻なのは後ジテの平知盛。久々に舞台観ててゾクゾクしましたよ。何なんだあの身体能力。小さな身体が大きく見えます。是非歌舞伎座の大舞台で踊って頂きたい!

・・・と言いつつ、実は一番最初に又五郎さんの弁慶が出てきた時が一番テンション高かったなんて口が裂けても(ry
あー駄目だ格好良いよ又五郎さんの弁慶格好良いよ。そしてやっぱり又五郎さんの「船弁慶」が観たいよー!←やっぱりそっちですか

来年も平日ですが、「第2回 双蝶会」が開催されるとのことです。うわあああ楽しみだ楽しみだ。

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