» 2017 » 7月のブログ記事

今日は娘の人と永田町へお出かけ。
国立劇場で行われている歌舞伎鑑賞教室を見てきたのでした。

演目は「鬼一法眼三略巻 一條大蔵譚」。ちゃんと「檜垣」「奥殿」両方やります。
主役の一條大蔵卿は菊之助さん。
監修は一昨年の碇知盛と同様、吉右衛門さん。マジか。菊五郎さんじゃないのか。
まあ一條大蔵卿は吉右衛門さんの当たり役中の当たり役なので、これ以上無いお手本ですからね・・・。

今回出演されている某役者さんにチケットを取って頂いたので、一階席3列目というとんでもない場所で見ることが出来ました。Kさんありがとうございました!

***

最初の「歌舞伎の見方」は、坂東亀蔵さんの担当。
娘の人が「前見たのと同じだね」と言った位、一昨年の内容とほぼ同じ。「国性爺合戦」の虎との立ち回りがあった位か・・・虎は可愛かったです、虎は。
先月の鑑賞教室では隼人君が色々と工夫して頑張っていたので、今月ももうちょっと頑張って欲しかったな・・・(´・ω・`)

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さて、肝心のお芝居。
娘の人は「奥殿」しか見たこと無くて、「檜垣」を見るのは初めて。
とにかく菊之助さんの大蔵卿の作り阿呆が尋常じゃ無かった(爆)
あんなに身体がぐねぐねな大蔵卿は初めて観たぞ・・・でも軸がぶれてないのは流石です。
人によっては「あれじゃ作り阿呆じゃ無くてただの阿呆だ」って意見も合ったみたいですけど、とにかく凄く振り切った阿呆っぷりでした。ものそい可愛かったです。(´∀`*)ウフフ
その分「奥殿」で本性を見せた時の格好良さが生きた気もします。
吉右衛門さんの大蔵卿は「文武両道で才能があるのに、作り阿呆でもしなければ平家全盛の世の中を生き延びられない諦観」みたいなものがひしひしと感じられるアイロニーに満ちた大蔵卿なので、その辺は回数で出てくるものなのかもしれません。

常磐御前は梅枝君。やっぱりあの子おかしい(褒めてます
「あっぱれ忠臣吉岡鬼次郎」の下りで、それまでの公家に嫁入りした女の顔から、すっと「源義朝の妻」に戻るのが凄い。なんだろうかあの貫禄。

吉岡鬼次郎は彦三郎君。
とにかく熱血。とにかくイケボ。惜しいのは動きが固いことと華が無いことか・・・(´・ω・`)

鬼次郎妻お京は尾上右近君。けんけんはやっぱり踊りが上手いなあ。「おっしゃんな常盤様」で常磐御前を責める下りでも、何というか非常に情のあるお京さんだったなあ。

勘解由は菊市郎さん。また赤っ面の悪役なの・・・(´・ω・`)
菊市郎さんと菊三呂さんが脇を固めていたので、芝居が引き締まった気がします。

次は歌舞伎座で見たいなあ。その時は鬼次郎は松緑君が良いなあ。かんくろさんの鬼次郎・七君の常磐御前でも良いなあ。

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おまけ。

大蔵卿くろごちゃん・檜垣バージョン。

大蔵卿くろごちゃん・ぶっ返りバージョン。かわゆかわゆ。
国立劇場は色々工夫して頑張ってますよ・・・松竹も見習ってくれないかしらん。

毎日暑いです。
梅雨明けはまだだというのに真夏日・猛暑日が続いております。おかしいだろ。
暑いとさっぱりしたものが食べたくなるのが人間の性というものです。

で、今年ちまちまと作っているのが山形の「だし」です。

好みの夏野菜をフープロに入れて、がががっと粉砕します。すみません包丁で切るの面倒臭いの←
山形県のご家庭でも、各ご家庭で材料や野菜のラインナップは異なったりするらしいのですが、我が家の場合は胡瓜・大葉・茗荷のみです。茄子は味が染みるのに時間が掛かるのと色が悪くなるので入れてません。粘りけ補強の為にオクラを入れても良いかもしれない。味付けは塩昆布とめんつゆ。
超簡単。しかも火を使わなくて良い。マーベラス。

そのまま冷や奴やご飯に載せても良いし、納豆と混ぜても良いし、お素麺に掛けても良いし、非常に便利に使っております。まとめて作っておいて冷蔵庫で2~3日は持つので、今年の夏はあと何回か作る予定です。

暑いです。

日曜日は出かけるのもいやだったので、自宅で試験勉強したり久々にレジンで手仕事したりしてました。

ヘアゴムは娘の人に約束していたもの。ちょっと重いかな?
蝶々のストラップは、来月行われる「双蝶会」の時に付けていこうと思って作成。
ダルマのピアスはプラ板で作って後からレジンでコーティングしたのですが、ダルマが大きすぎました・・・次の課題ですorz

センスは無いのですが、こういったちまちました手仕事はやっぱり楽しいです。
次は、娘の人から「友達の誕生日にプラ板でストラップを作って欲しい」と頼まれているので、その試作品を作ってみようと思います。インクジェット用プラ板、高いんだもんなあ・・・(´・ω・`)

今日は遠路はるばる京王線に揺られてお出かけ。
5代目中村雀右衛門さんの襲名披露公演巡業を見に来ました!
本当は着物でお出かけしたかったけど、天気が微妙だったので断念。
歌舞伎座や国立劇場位なら着物で出かけるんだけど、今回の会場は駅からちょっと歩くので・・・(´・ω・`)
因みに今日の劇場は、私の大学の卒業式が行われた場所でもありまして、非常に非常に懐かしかったです。

会場に着くと、又五郎さんの奥様がお孫さんをあやしながらお客様にご挨拶されていました。
そーまちゃんは人見知り発動中でちょっとご機嫌斜めだったみたいです。でも可愛かった!(´∀`*)ウフフ

そしてお芝居の始まり始まり。

開始前に、種之助君の朗読風解説が入ります。相変わらずきびきびとした動きが素晴らしい。腰に苧環を差している姿も可愛かったです。

1.妹背山婦女庭訓 三笠山御殿

吉右衛門さんの鱶七は流石の貫禄です。当たり前ですが。尺の都合で鱶七の入りは無し。鱶七の件、結構好きなんだけどな。吉右衛門さんで鱶七が槍を枕にして寝ちゃう所観たかったな・・・。
雀右衛門さんのお三輪は初めて拝見しましたが、おぼこいおっとり田舎娘という感じで可愛らしかった。そしてとにかく一途で憐れ。
お父様の4代目雀右衛門さんのような、色気ダダ漏れみたいな芸風では無いのですが、還暦過ぎてあの可憐さはやっぱり貴重だと思うのです。
お三輪が恋い焦がれるクズメン求女は歌昇君。ご本人はイケメン役は苦手だそうだけど、正直ニンだとおばちゃんは思うよ・・・。
恋敵の橘姫は米吉君。相変わらずの可愛らしさをぶいぶいと振りまきまくっておりました。

お三輪って何回観ても可哀想すぎる・・・。だって「死んで役に立てるならこんなに嬉しいことは無い」と恋い焦がれた男は、最終的に恋敵と結婚しちゃうんだもん(しかも気持ちも完全に橘姫>お三輪という状態)。あんまりですよ・・・(´;ω;`)

2.五代目中村雀右衛門襲名披露 口上

巡業ではお約束の向上。又五郎さん格好良いよ。
列座していた役者8人の内、親戚が7人という恐ろしい事態に(苦笑)

3.太刀盗人

私の一番のご贔屓・中村又五郎さんの当たり役でもあるこの演目。当然又五郎さんの独壇場ですよ当たり前ですよ。コミカルなすっぱの行動にお客さん大笑い。本当に又五郎さん可愛い最高←
今回田舎者は種之助君が抜擢。相変わらずきびきびとしてて踊りが上手いなあ。そして身体能力の高さがどうしても滲み出る(苦笑)
目代は吉之丞さん、従者は吉兵衛さん。吉之丞さん、お芝居もかなり老け込んでました。吉兵衛さんもきびきびしてて良かったな。

そんな感じで大満足のまま劇場を後にしたのでした。

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